木工を通じた「モノづくり」は技術や文化の基礎となっているだけでなく、「モノづくり」を行う過程において試行錯誤を重ねることにより、自ら物事を解決する力を育てます。また、木材の特徴を理解し工作を行うことによって、木材の材料としての特徴を理解することができます。
どういう順番で作ろうかな?
木工工作キットではどういう順番で作っていくのかを考えることが基本です。 説明書は必ず最後までじっくりと読んで、作業の順番を確認し、できあがりを想像してから取りかかりましょう。木工工作に慣れてくると大事なポイントがわかってきて、必ず守らないといけない寸法とそうでない寸法なども分かってきます。 全ての寸法を正確に測り作っていくことも大切ですが、寸法だけを重視せず構造を理解したうえで工作をすすめるということが非常に大切です。 また、こういった作業のすすめ方により、失敗した時には「どうして失敗したのか」といった自ら考える創造的な思考で問題を解決する力を育てます。
木材を削ってみよう!木材を叩くとどんな音がするのかな?
最近使わなくなった道具に触れ、刃物の便利さ、危険さ、作業における固定の重要性、道具管理の必要性などを体験します。また、木材を削った時の感触や叩いた時の感触や音の響きなど木の性質を感じることができます。
色んな工夫を楽しもう!
木工工作には長さや角度を測る作業や部品を揃えて接着するなどさまざまな作業があります。 ものさしや分度器を使うのはもちろんですが、身近なものを利用したりして工夫できないか?など、木工工作を通してさまざまな工夫を体験することができます。
みんなで一緒に作ろう!
木工工作キットのもつ面白さは、モノを作るというだけではありません。 友達や家族とコミュニケーションをとりながら、説明書のどこが分からないのか他人に説明したり、手伝ってもらえるようにお願いしたり、また、一つのものをみんなで作り上げた時の感動はとても大きなものです。