加賀谷木材株式会社は、製材、経木、DIY製材、木工の4部門の木製品を製造する会社で、その為の工場を有しています。
これらの工場を持つ会社はそれぞれ単独では他にも同業者はあります。ただ弊社はこれを1つの会社でやっています。そして互いに関連して機能しています。他社とは異なる活かし方を持っています。川上から川下までと言われますが、弊社では1社で実践しています。その為に常に新商品開発・新市場開拓を心がけています。その基本となるのは、乾燥機を自在に扱う所から始まり、製材機械、モルダー、突き台等各職場の機械とそれを駆使する技術を備えています。1本1本の木材の価値を活かす(オプトマイジング)事を常に考えながら、対応しています。
加賀谷木材株式会社は製材=建築材という概念を持っていません。又、様々な商品を作り、互いに他部門と材料を供給する事から、原木の長さを定尺(3.65m)にこだわらず、自社造材(山での立木から原木を生産すること)、他社の協力造材会社に関わらず、一般的な長さである定尺以外の長さでも伐採しています。
製材工場では建築材だけにこだわらず、自社の他の部門の材料供給工場も兼ね備えた木取中心の挽き方をしています。更に、製材は芯(シン)があるとソリネジレの原因であることから、建築材、非建築材の材料すべて、芯去り材で挽いています。
経木工場では厚さ約1ミリの単板を突いています。主に食品容器の部材として製造していますが、おふだ、ちょうちんの部材、茶筒、照明器具、屋根柾、自社木工品の部材等々様々な分野に使われています。
DIY製材工場では、プロ向けだけの製材ではなく、個人の人(特に素人)が、日曜大工を楽しむための製材を生産し、全国のDIY(ホームセンター)で、取り扱われています。木で物を作るモノづくりを味わって欲しいという願いを製品化しました。教材としても最適です。
木工工場はキット商品を全国に先駆けて、主に夏休みの自由研究用木工品として親しまれています。毎年、新商品を提供していますが、新しい機構の商品を提案し、作る楽しみ、出来上がったものを使う楽しみを味わってもらっています。独自の企画力、デザイン力を磨いています。加賀谷木材株式会社は常に新商品開発・新市場開拓を心がけています。
環境への取組みでは、森林認証(SGEC)に参加しており、地元建築材に森林認証材を採用していただいています。経木業界では、私が組合長を務める北海道厚経木組合は、全国厚経木問屋組合、全折食品容器連合会と共に、木を育てる意味から、アカエゾ松の植林と間伐等を率先して活動しています。平成22年度には木づかい運動顕彰事例として、表彰されています。
会社名 | 加賀谷木材株式会社 |
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代表者 | 代表取締役社長 加賀谷 雅治 |
設立 | 昭和23年11月20日 |
所在地 | 〒092-0212 北海道網走郡津別町緑町22番地 Tel:0152-76-2145 Fax :0152-76-2144 |
営業時間 | 平日:8:00 - 17:10 休日:日・祭日の他、原則的に第2・第4土曜日 |
資本金 | 4千5百万円 |
従業員 | 男性32名、女性24名 |
主要取引先 |
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取引銀行 |
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所属団体 |
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大正13年10月 | 初代社長 加賀谷 平治 が秋田県から来道し、造材業を営み、木材業に関わる |
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昭和22年11月20日 | 製材工場を始める |
昭和23年11月20日 | 有限会社加賀谷製材工場として登記される |
昭和31年2月 | 経木工場を始める |
昭和35年9月 | チップ生産を始める |
昭和36年5月 | 2代目社長に 加賀谷平 三郎 が就任 |
昭和42年11月 | 利久箸工場を始める |
昭和49年10月 | 加賀谷木材株式会社と名義変更する |
昭和58年4月 | 木工品の製造販売を開始する |
昭和63年6月 | 天削箸工場を始める |
平成3年2月 | 加工製材工場を設置し、DIY製材の製造販売を本格化する |
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平成5年4月 | 天削箸工場を廃止、木工工場に切り替える |
平成7年6月 | 3代目社長に 加賀谷 雅治 が就任 |
平成10年4月 | 利久箸部門を廃止し、DIY木工部門を増設する |
平成18年11月 | 短尺材専門の第2製材工場を新設する |
平成24年4月 | DIY一般製材の販売を開始 |