木も人間と同じように寿命があり、年をとった木は二酸化炭素を吸収し酸素を作る力が衰えます。ですから、一定年齢に達した木は伐採し有効に利用し、そこに生命力のある元気な若木を植えて育てることが健全な森林を育成するには不可欠となります。
また、木材は使用後に燃やしても残灰はわずかになり、そのまま埋め立て処理をしても3~4年で分解され、木を育てる栄養源となります。燃やす時に出る二酸化炭素は再び木が育つ時に吸収され、蓄積されます。
端材 | 加工時の端材(残材)は、製紙チップ製造工場が回収加工し、製紙原料として有効利用されます。 |
おが粉 | 鋸を挽いた時などにでるおが粉は、牛舎に運ばれ、床に敷き詰められ心地のよい清潔な環境を作り、健康な牛を育てます。その後1年をかけて堆肥となります。 |
バーク | 丸太から製材にするときにでるバーク(樹皮)は、農家に運ばれ、発酵させて堆肥となります。 |
加賀谷木材は北海道厚経木協同組合の一員として積極的に環境保護・育成に取り組んでいます。
昭和41年6月3日 | 全折食品容器連合会(旧全国折箱連合会)・北海道厚経木協同組合・全国厚経木問屋組合の三団体で北海道留辺蕊(現・北見市)に第一回植樹アカエゾ松9000本。 |
平成13年9月 | 上記、アカエゾ松の枝打ちを行いました。 |
平成19年5月21日 | 第2回北見市にアカエゾ松9000本を植樹。 |
森林認証制度とは、適正に管理された森林から切り出された木材などに認証マークを発行し、持続可能な森林の利活用・保護を図る制度です。弊社はSGEC/PEFC-Jの管理事業体の統合COC(加工・流通業者の為の生産物認証)として認証されています。
世界規模で森林破壊が進んでいる第一の原因は無秩序な違法伐採によるものです。 加賀谷木材は、森林関係の法令において合法的に伐採されたことが証明された合法木材を使用しています。
日本では手入れの行き届かない森林が増え、荒廃が進んでいるため、今のままでは京都議定書の二酸化炭素削減目標達成が危ぶまれています。このため、林野庁では2005年度から、国民運動として「木づかい運動」の取り組みを開始しました。 国産材の積極的な利用を通じて山村を活性化し、CO2をたっぷり吸収する元気な森林づくりを進めようとしています。加賀谷木材ではこの「木づかい運動」に積極的に参加し、国産材の利用を拡大するためのさまざまな取り組みを行っています。